3月 302017
 

以前に「SPI/I2C Serial EEPROMへのアクセスを簡単に」と題して、数回に渡りREX-USB61-EEPROM
紹介させていただきました。
その中で専用のEEPROM書込みソフト(EEPROMProg.exe)について説明しましたが、このソフトのRev.2が
リリースされました。
大きな追加点としては、REX-USB61mk2 へ対応したことです。

これによって、スクリプトやプログラムを作成することなく、REX-USB61mk2 が持つ様々な機能を
使ってSPI/I2C EEPROMへのアクセスが行えるようになります。
今回は、このEEPROMProg.exe Rev.2 での新機能について説明します。

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6月 272014
 

こんにちは
前回の記事「SPI/I2C Serial EEPROMへのアクセスを簡単に(その4)」では、「USB61Uty.exe」の機能を使ってSerial EEPROM の一部分(数バイト)のみの書き換えを効率的に行う方法を紹介しました。

ただし、この作業もメニューから操作をひとつずつ指定する必要があるため、デバイスへのアクセス量が多くなってくると、作業が煩雑になり大変です。

そこで「USB61Uty.exe」にはこれらの作業を自動的に繰り返して行えるよう作業手順をスクリプトという形で記述してバッチ処理をする機能が用意されています。

今回はこのスクリプトの使用方法について紹介していきます。

SPI/I2C関連のトピック
REX-USB61-EEPROMに添付の専用ソフト EEPROMProg.exe Rev.2 がリリースされました。

REX-USB61mk2に対応しました。そして、以下の設定・機能が追加されました。

デバイスへの電源供給 1.8V, 2.5V
使用周波数(SPI) 1KHz~50000KHz
使用周波数(I2C) 1KHz~50000KHz
バス幅(SPI) Quad通信対応

登録済みデバイスおよびメーカが追加されました。

I2C FRAM Fujitsu製 / CYPRESS製
SPI EEPROM ISSI製 / SPANSION製 / winbond製

詳しくはREX-USB61-EEPROMの製品情報をご覧ください。

RATOC e2eStoreでは、SPI/I2C Serial EEPROM基板 REX-USB61-EEPROMとREX-USB61をセットにした商品『REX-USB61-EP』を販売しています。

新製品USB61-EP

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3月 142014
 

こんにちは、
今回は、SPI/I2C Serial EEPROMの続編です。

前回の「SPI/I2C Serial EEPROMへのアクセスを簡単に(その3)」に続き、REX-USB61を使ったSerial EEPROMへのデータの書込みについて説明していきます。

SPI/I2C関連のトピック
REX-USB61-EEPROMに添付の専用ソフト EEPROMProg.exe Rev.2 がリリースされました。

REX-USB61mk2に対応しました。そして、以下の設定・機能が追加されました。

デバイスへの電源供給 1.8V, 2.5V
使用周波数(SPI) 1KHz~50000KHz
使用周波数(I2C) 1KHz~50000KHz
バス幅(SPI) Quad通信対応

登録済みデバイスおよびメーカが追加されました。

I2C FRAM Fujitsu製 / CYPRESS製
SPI EEPROM ISSI製 / SPANSION製 / winbond製

詳しくはREX-USB61-EEPROMの製品情報をご覧ください。

RATOC e2eStoreでは、SPI/I2C Serial EEPROM基板 REX-USB61-EEPROMとREX-USB61をセットにした商品『REX-USB61-EP』を販売しています。

新製品USB61-EP

Serail EEPROM以外のSPI/I2Cデバイスのアクセスについて説明した記事も以下に掲載しています。

前回紹介した専用EEPROM書込みソフト(EEPROMProg.exe)では、Serial EEPROM上の先頭から最後までの全体のデータをプログラム内のメモリーへ一旦読出します。そして、データを編集した後、また Serial EEPROMの先頭から最後まで全部のデータを書込むという操作が基本です。

しかし、書込みデータがSerial EEPROM 上の一部分の数バイトのみの場合は、その部分のみにデータを書き込んだ方が効率的です。
そのような場合には、REX-USB61の添付ソフトウェア(USB61Uty.exe)を使ってSerial EEPROM 上の一部のデータのみを操作することが可能です。

そこで、今回は、REX-USB61の添付ソフトウェア(USB61Uty.exe)の使用方法について
以下の操作例を用いて説明します。

  • 対象デバイス:Michrochip製Serial EEPROM 24LC128 (128Kbit)
  • 対象デバイスのスレーブアドレス:50h
  • EEPROMの22h番地から 4byte分のデータ〔 11 22 33 44 〕を書き込む
  • 上記を書込むの前に現在のデータの確認のための作業として、前後の2byteを含めたEEPROMの20h番地から 8byte分のデータを読み込む
  • データを書き込んだ後も確認のために前後の2byteを含めたEEPROMの20h番地から 8byte分のデータを読み込む

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7月 192013
 

前回の「SPI/I2C Serial EEPROMへのアクセスを簡単に(その2)」に続き、今回はREX-USB61-EEPROMに添付の専用EEPROM書込みソフト(EEPROMProg.exe)の使用例を説明していきます。

専用EEPROM書込みソフト(EEPROMProg.exe)は、RATOC e2eStoreのREX-USB61-EPおよびREX-USB61-EEPROMの製品ページからダウンロードできます。(⇒ダウンロードはこちらから

SPI/I2C関連のトピック
REX-USB61-EEPROMに添付の専用ソフト EEPROMProg.exe Rev.2 がリリースされました。

REX-USB61mk2に対応しました。そして、以下の設定・機能が追加されました。

デバイスへの電源供給 1.8V, 2.5V
使用周波数(SPI) 1KHz~50000KHz
使用周波数(I2C) 1KHz~50000KHz
バス幅(SPI) Quad通信対応

登録済みデバイスおよびメーカが追加されました。

I2C FRAM Fujitsu製 / CYPRESS製
SPI EEPROM ISSI製 / SPANSION製 / winbond製

詳しくはREX-USB61-EEPROMの製品情報をご覧ください。

専用EEPROM書込みソフトは、Serial EEPROMのデータをソフト内部のローカルメモリーへ一旦 読み込んだ後に操作を行う仕様となっています。
EEPROMProg-block

書込みソフトの表示画面では、左側の16進数が表示されている領域になります。
バイナリーエディタの領域
以降、この内部のローカルメモリー表示部分をバイナリーエディタの領域と呼ぶことにします。

それでは、Serial EEPROMのデータを読み出して複製を作成する作業を具体的な例として各機能を説明していきます。
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6月 142013
 

以前に「SPI/I2C Serial EEPROMへのアクセスを簡単に(その1)」と題して、REX-USB61用のSPI/I2C Serial EEPROM基板 REX-USB61-EEPROMを紹介させていただきました。

RATOC e2eStoreでは、このREX-USB61-EEPROMとREX-USB61をセットにした商品REX-USB61-EP を販売しています。

新製品USB61-EP

そこで今回からは、REX-USB61およびREX-USB61-EEPROMの魅力についてお話したいと思います。

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11月 092012
 

こんにちは、
今回は、SPI/I2C Serial EEPROMの話題です。

SPI/I2CインターフェイスのSerial EEPROMは、8ピン程度でパッケージが小さい、信号線が少ない、不揮発性のメモリでバックアップが不要といった特徴から少量データの保存用として様々な用途で使われています。

SPI/I2C Serial EEPROMの使用例としては

– シリアル番号
– 測定器の校正データ
– 機器の設定情報
– ネットワークのMACアドレス
– 電話機のダイヤル・メモリ
– 温度などの長期間のロギング
– FPGAのコンフィギュレーション

と様々であり、色々な機器の組込み基板などに実装され、組込み用マイコン等にSPI/I2Cバスインターフェイスで接続されています。
通常、SPI/I2C Serial EEPROMは、専用のROMライターで書込みを行ってから、組込み基板などに実装を行って動作の確認を行いますが、弊社のREX-USB61は、パソコンのUSBポートからSPI/I2Cバスへ変換し、SPI/I2Cプロトコルをエミュレーションするため、SPI/I2C Serial EEPROMの制御・書込みがパソコン上から行えます。

このREX-USB61を使ってSPI/I2C Serail EEPROMへアクセスする手順は以下のようになります。

Serial EEPROMとの接続(ATMEL製EEPROMでの例)

SPI I2C

Serial EEPROMへのアクセス手順(書込み時)

SPI I2C
– ターゲットデバイスへ5.0Vを供給
– SPIマスターモードに変更
– バイト周期を設定する
– 周波数を設定する
– Write Enableビットをセット
– Write命令 + 書き込む番地 + 書き込むデータ をセットとして出力
– ターゲットデバイスへ5.0Vを供給
– I2Cマスターモードに変更
– バイト周期を設定する
– I2Cバスのプルアップを行う
– 周波数を設定する
– Write Enableビットをセット
– Write命令 + 書き込む番地 + 書き込むデータ をセットとして出力

このように比較的簡単に行えるのですが、これらの作業をさらに簡単に行えるキットがあります。
それが今回紹介する「SPI/I2C Serial EEPROM 基板 – REX-USB61-EEPROM」です。


REX-USB61-EEPROM本体

SPI/I2C関連のトピック
RATOC e2eStoreでは、このREX-USB61-EEPROMREX-USB61をセットにした商品
REX-USB61-EP を会員価格 20,366円(税込)で販売しています。

新製品USB61-EP

Serail EEPROM以外のSPI/I2Cデバイスへのアクセスについて説明した記事も以下に掲載しています。

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