7月 102015
 
■USB61mk2_Script の主な機能と操作内容

スクリプト実行アプリケーション USB61mk2_Script の主な機能と操作内容は以下のとおりです。

機能 REX-USb61mk2本体のUnitIDの選択
内容および操作説明 対象とするREX-USB61mk2本体のUnitIDを選択・設定します。

ScriptUty02-01

※ ここで選択するUnitIDは、別のアプリケーション Usb61mk2Setting を使って、事前にREX-USB61mk2本体側に設定されたものです。

※ アプリケーション起動後に、ハードウェアの構成や接続が変更された場合等は、[更新]ボタンを押して、アプリケーション内部を最新状態に更新してから選択してください。


機能 スクリプトの編集
内容および操作説明 スクリプトを編集します。

[スクリプト表示・編集エリア]でスクリプトを直接入力し編集できます。
スクリプトが記述されている行の画面左端には行番号が表示されます。
ScriptUty03-01


機能 スクリプトの保存
内容および操作説明 スクリプトをファイルに保存します。

[スクリプトをファイル保存]ボタンを押して、[スクリプト表示・編集エリア]に表示されている内容をテキストファイルとして保存します。


機能 スクリプトファイルの読み込み
内容および操作説明 スクリプトをファイルから読み込みます。

[スクリプトファイル読み込み]ボタンを押して、スクリプトが記述されたテキストファイルを指定し、[スクリプト表示・編集エリア]に読み込みます。


機能 スクリプトの実行
内容および操作説明 [スクリプト表示・編集エリア]の内容を実行します。

[実行開始]ボタンを押すと、最初に[スクリプト表示・編集エリア]に記述されている全スクリプトの文法チェックが行われます。
エラーが見つかった場合は、エラーメッセージが表示されてスクリプトは実行されません。
すべてのスクリプトに文法エラーがなければそのままスクリプトを先頭から実行します。

スクリプトの実行が開始されると、[一時停止]ボタンが有効になります。
また、[実行開始]のボタン名が[引き続き実行]に変わり、無効状態になります。
ScriptUty09-01


機能 一時停止
内容および操作説明 実行中のスクリプトを一時停止します。

[一時停止]ボタンを押すと、実行中のスクリプトが一時停止します。
スクリプトが一時停止すると、[引き続き実行]ボタンが有効状態になります。
また、[一時停止]のボタン名が[実行終了]に変わります。
ScriptUty08-01


機能 ブレークポイントの設定
内容および操作説明 スクリプトの実行を指定した行で一時停止するブレークポイントを設定します。

スクリプト画面にカーソルがある状態で[F9]キーを押すと、その行にブレークポイントを設定できます。
左側の行番号をダブルクリックによっても設定できます。
設定した箇所は、行番号が赤色で表示され、左端に[*]マークが付きます。
ScriptUty04-01

ブレークポイントは6箇所まで設定可能です。

スクリプト実行中、指定したブレークポイント箇所に到達すると、その行を実行する直前で実行を一時停止します。
ブレークポイントで一時停止すると、停止したスクリプトの行番号の左側に[⇒]マークが付きます。
ScriptUty05-01
続きから再開する場合、[引き続き実行]ボタンを押します。

※ REX-USB61で提供されていたSTEP実行機能はなくなりました。


機能 レスポンスログの表示
内容および操作説明 スクリプトを実行した時の各データをレスポンスとして表示します。

ScriptUty05-02

[No.]        1から始まるレスポンス番号
[Line#]      このレスポンスに対応するスクリプト行番号
[Time Stamp] REX-USB61mk2本体から通知されたタイムスタンプ情報。
             実行開始時からの時間を[秒.ミリ秒.マイクロ秒] で表示
[Status]     REX-USB61mk2 がエラーを返した場合のエラー内容
[スクリプト] 対応するスクリプト内容
[転送長]     データ送信・受信時のデータ転送長
[送信データ] データ送信時の先頭から10バイトまでの送信データ内容
[受信データ] データ受信時の先頭から10バイトまでの受信データ内容

 ※ 送信データ・受信データの10バイトを超えるデータは、
    この部分をダブルクリックすることでダンプ表示できます。

[Information] スクリプト実行時の追加情報
              -- 対応のI2Cスレーブアドレス/アドレスモード、
              DIOINT/SPI_WAITRDYの完了またはタイムアウト情報、
              一時停止情報、
              FILE指定による受信データ保存のファイル名、
              GET Rn/DIOGETの取得値

※レスポンスログの表示は、新たにスクリプト実行するまで保持されます。


機能 レジスタ情報の表示
内容および操作説明 スクリプト内部のレジスタ情報およびDIO入力値を表示します。

スクリプトの実行終了後および一時停止状態時にレジスタ情報を表示できます。
一時停止状態であればレジスタ内容を変更可能です。
ScriptUty06


機能 送受信データのダンプ表示
内容および操作説明 レスポンスログの送信データまたは受信データをダンプ表示します。

レスポンスログエリアで送信データまたは受信データをダブルクリックすると別ウィンドウでダンプ表示されます。
ScriptUty07

表示されたダンプデータは[バイナリ保存]および[テキスト保存]ボタンによって、バイナリ形式またはテキスト形式でファイルに保存できます。


機能 レスポンスログの保存
内容および操作説明 レスポンスログ内容をCSV形式のファイルに保存します。


機能 [スクリプト表示・編集エリア]・[レスポンスログ表示エリア]の画面サイズ変更
内容および操作説明 各エリアの画面サイズを変更します。

[スクリプト]チェックボックスおよび[レスポンスログ]チェックボックスのチェックによって対象とするエリアを指定します。
アプリケーション全体のウィンドウサイズを変更したときに、チェックされているエリア側の画面サイズが変更されます。


機能 バージョン情報
内容および操作説明 [バージョン情報]ボタンを押すとアプリケーションバージョン、DLLバージョン、ファームウェアバージョン、CPLDバージョン情報が以下の形式で表示されます。
ScriptUty10


今回は、REX-USB61mk2の添付ソフトウェアのスクリプト実行アプリケーション USB61mk2_Script.exe の機能について紹介しました。
次回は、サンプルスクリプトを記述して実際にデバイスを接続しての操作について紹介していきます。

「REX-USB61mk2で強化された機能(その4)」に続く…


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この記事で紹介した製品

REX-USB61mk2製品画像
REX-USB61mk2 - USB-SPI/I2Cプロトコル・エミュレーター(ハイグレードモデル)

REX-USB61製品画像
REX-USB61 - USB-SPI/I2Cプロトコル・エミュレーター

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